新築住宅の引き渡し前に行われるのが内覧会です。 建物の仕上がりを確認できる重要な機会になります。
家は人生の中でも大きな買い物なので、失敗を防ぐためにも内覧会前には、気にしておいた方がいいポイントは把握したいもの。 本記事では、内覧会当日の流れや持ち物、注意点について解説していきます。
これから内覧会を迎える人や新築住宅の注文をするといった人は、是非一読ください。
目次
内覧会とは
内覧会とは、新築住宅の仕上がりや不具合の最終確認を目的としたものです。現場監督や不動産会社の担当者と新築住宅内を巡り、図面通りに建てられているかチェックします。
内覧会が行われるのは、一般的に引き渡しの約1ヶ月前です。万が一、内覧会で不備が見つかった場合に対応をしても、引き渡し日の変更をしなくてもよい様に、日にちに余裕を持って行われます。所要時間の目安は約2〜4時間程度ですが、建物によってかかる時間は異なります。どれぐらい内覧に時間がかかるか知りたい場合は、事前に不動産会社の担当者に聞いておくとよいでしょう。
内覧会当日の流れ
一般的な内覧会当日の流れは、以下をご覧ください。施工会社や売主などによって、内覧の方法や流れなどは異なります。
1. 新築住宅の所在地で集合
2. 内覧の進行説明
3. 住宅や設備などの取扱説明
4. 完成検査(不具合や施工ミスなどのチェック)
5. 気になる点があれば売主と施工会社へ伝える
6. 修繕する必要があれば再確認日を調整する
7. 内覧会終了
内覧会当日は、内覧をする新築住宅で不動産会社や施工会社の担当者と待ち合わせをします。集まり次第、内覧会の進行説明を受けた後、内覧開始です。内覧をしながら、住宅や設備などの取扱説明を受けます。気になる点があれば、遠慮せずにしっかりと質問をしましょう。
内覧会で施工に関する不備や気になるポイントがなければ、内覧会は終了です。内覧時に気になるポイントがあれば、その旨を不動産会社や施工会社に担当に伝え、再確認日の調整をして内覧会が終了となります。
流れだけを見ると、短時間で終わりそうではありますが、前述した通り、約2〜4時間が内覧会の時間目安です。一度で全てを確認しなければならないため、当日の段取りと時間配分が重要といえるでしょう。
内覧会を行う目的
引き渡し前に内覧会を行う目的は、入居前の不具合を確認するためと、家具家電のレイアウトを想定しやすくするためといった、買主にメリットを提供するためです。それぞれのメリットを詳しく解説していきます。
入居前の不具合を確認する
内覧会で見つかる不具合は、まだ入居していない状況なので、施工途中に発生したものであることが明らかです。不具合の内容によっては、家の寿命を縮めてしまう恐れのあるものもあるため、入居前にしっかりと修繕しておく必要があります。
また、入居後の不具合は、買主による不具合か施工段階での不具合かの判断がつきにくく、無償で修繕を受けられない可能性が考えられます。入居前に確認する機会を設けることで、買主に快適に長く住める家にすることが可能です。
家具家電のレイアウトを想定する
内覧会時は、既に建物が仕上がっている状態なので、家具や家電のレイアウト想定をしやすいのが魅力です。家具家電の配置イメージが事前にわかっていれば、引っ越し後にレイアウトに悩む必要がなくなるので、部屋の片づけがスムーズに終わるでしょう。
内覧会に必要な持ち物
内覧会の当日に必要な持ち物は、以下の通りです。
設計図
懐中電灯
メモや筆記用具
水平器
マスキングテープ
メジャー
デジタルカメラ
設計図と懐中電灯とメモや筆記日用具は、最低限の準備物です。この3点があれば、細かな場所のチェックや指摘箇所をメモに記録として残せます。
水平器は、床の傾きをチェックするツールです。ビー玉を転がしてチェックする方法もありますが、家の中の仕様や傾斜の具合によってはうまく転がらない場合もあるので、確実に床の傾きを計測したい場合は、水平器の方がおすすめです。
マスキングテープは、不具合や傷の目印として役立ちます。不動産会社や施工会社が準備してくれていることが多いですが、家具や家電の大きさをイメージするのにも使えるので、遠慮なく使えるマスキングテープがあると便利です。
マスキングテープで目印をつけた後は、不具合やキズなどを記録として残せるよう、デジタルカメラで記録しておくと、修繕後にしっかりと対応してもらえているかどうかの確認がしやすくなるでしょう。
メジャーは、窓のサイズやコンセントスイッチの高さの確認、家具家電が置けるかどうかのチェックに使用できます。引っ越し前に購入しておきたい家具家電がある場合は、しっかりと計測しておくと安心です。
内覧会当日を迎える前の注意点
内覧会当日を迎える前の注意点を解説していきます。引き渡し後のトラブルを最小限に抑えるために、下記のポイントを押さえておくのがおすすめです。
動きやすい服装で参加する
内覧会当日は、屈んで床をチェックしたり、脚立や踏み台を使用して、棚の上や点検口を覗いたりと、さまざまな体制をとっても問題のないよう、動きやすい服装で参加することが大切です。
また、引渡し前には暖房がついていない可能性もあるため、スリッパの持参や厚手の上着を着るなど、温度調整のしやすい服装があるとよいでしょう。
一人で参加しない
内覧会では、限られた時間内で、家の隅々までをチェックしなければなりません。家の中を一人でチェックするのは、大変な労力が必要になるので、できれば2人以上で参加するようにしましょう。
2人以上でのチェックをすることで、確認ミスの可能性も減らすことができます。
気になる点や不安事項はその場で確認する
気になる点や不安事項を見つけた場合は、その場ですぐに確認をするようにしましょう。引き渡し後にやっぱり気になるからと伝えても、入居後に発生したものなのか施工途中に発生したものなのか、判断しづらく、無償での修繕が受けられないことがあります。
引き渡し日の2週間前には行う
内覧会は、最低引き渡し日の2週間前には行うようにしましょう。万が一、修繕が必要な箇所が見つかった場合、材料の発注や修繕作業に1週間は日にちが必要です。引渡し前に修繕が間に合わなければ、入居後に修繕することになります。
しかし、入居した後は家具や家電が設置されているので、汚れ防止のためにシートをかけて養生するといった入居前にはかからなかった手間がかかります。また、家の建築にかかった費用は引き渡し日に決済されることが多いため、支払い後に対応の悪くなる施工会社や不動産会社もあるようです。
せっかくの新居で嫌な思いをしないよう、内覧会は引き渡し日の2週間以上前に行うようにするのがベストといえるでしょう。
内覧会当日にチェックすべきポイント
内覧会当日にチェックすべきポイントを、詳しく解説していきます。よく不備が発生しやすいポイントになるので、しっかりと確認した後、不動産会社と施工会社に伝えるようにしてください。
図面との整合性
家の図面と、実際の建物が合っているかどうか確認をしましょう。家の図面には、コンセント・スイッチ・照明の種類や数、天井の高さなどが詳細に記載されています。
記号で記されているものもあるため、どの記号が何を表しているのか、図面と実際の天井の高さが違うなど、図面と実際の建物に違和感がある場合は、すぐに施工会社や不動産会社の担当者へ質問することが大切です。
内装や外壁に傷がないか
内装や外壁の傷なども内覧会で確認した際に、汚れていたというケースがあります。入居後に見つけた内装や外壁の傷に関しては、施工中についた傷なのか、入居後についた傷なのか判断できないため、売主側は無料修繕の対応をしてくれません。
新築なのに傷があるのが嫌だという人は、隅々までしっかりとチェックするようにしましょう。他にも、壁と壁や壁と天井といった境目に施工ミスが起こりやすい傾向にあります。壁紙がめくれる原因にもなるため、丁寧なチェックを心がけるのがおすすめです。
ドアや窓がスムーズに開くか
ドアや窓がスムーズに開くかどうか、開閉確認も行いましょう。気密性の高い家だと、換気扇を動かすことで占めてあるドアがバタつくこともあります。取っ手の固定不良や引き戸の重さが重すぎることもあるので、ドアや窓は実際に開けて確認をするのが重要です。
コンセントや照明が正常に作動するか
コンセントや照明は、数が多いため見落としがちなポイントです。地味な部分ではありますが、生活をする上では必要不可欠なものになるため、すべてのコンセントや照明が正常に作動をするか、確認しておきましょう。
水漏れや詰まりがないか
キッチンやトイレなどの水回りの下には、S字に曲がった排水管が使用されています。水漏れをしていることもあるので、数分間水を流しっぱなしにしてみる・水をためて一気に流してみるなど、水漏れや詰まりがないか確認作業を行いましょう。
内覧会が不安な方はグランディハウスにご相談ください
内覧会が不安な方は、グランディハウスにお任せください。
グランディハウスとは、北関東を中心に事業を展開しているハウスメーカーです。顧客満足度の高さが特徴で、オリコン顧客満足度アワードでは、5年連続1位を獲得(2024年現在)しています。
満足度の高い家や不安のない内覧会を希望する人は、是非一度、グランディハウスの利用を検討してみてください。
会員だけの便利な機能を使って
サクサク住まいを探そう!
- 非公開物件が閲覧できる
- お気に入り保存・比較できる
- 検索条件が保存できる
- お役立ち資料をダウンロード
- 気になる物件のおトクな情報をメールでお知らせ