人生における大きな買い物となるマイホーム購入。
誰もが憧れるマイホームですが、「本当に今が買い時なのだろうか?」と、タイミングに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
家は高額な買い物なので、勢いで購入を決めてしまうのは非常に危険です。
もし家の購入時期を間違えてしまうと、経済的に苦しい思いをしたり、理想の暮らしを実現できなかったりする可能性もあります。
そこで今回は、家を買ってはいけない時期とその理由、そして家を購入するのに最適なタイミングについてわかりやすく解説していきます。
これから家を購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
家を買ってはいけない時期とその理由
「家を買う」ということは、人生における大きな決断の一つです。しかし、タイミングを誤ると、後々後悔することになりかねません。
家を買ってはいけない時期の例として、5つのタイミングについて解説します。
経済状況が不安定な時
経済状況が不安定な時は、家を買わない方が良いタイミングの一つです。
景気が悪くなると、収入減や失業のリスクが高まります。
そうなると、住宅ローンの支払いが困難になり、最悪の場合、家を手放さなければならなくなる可能性もあるでしょう。
過去の例を挙げると、2008年のリーマンショックや、2020年からの新型コロナウイルス感染症による経済への影響が挙げられます。
これらの出来事により、多くの人が職を失ったり、収入が減ったりしました。家を買うことは大きな買い物なので、経済状況をよく見極めてから判断することが大切です。
住宅ローンの金利が高い時
住宅ローンの金利は、住宅購入費用の総額に大きく影響します。
例えば、3,000万円の住宅ローンを35年返済で組む場合、金利1%と2%では総返済額に約500万円もの差が出ます。
金利が高い時期に住宅ローンを組むと、その分だけ利息負担が大きくなり、家計を圧迫する可能性があります。
金利の変動要因は、景気動向や金融政策など様々ですが、近年は歴史的な低金利が続いています。
将来、金利が上昇する可能性も考慮し、無理のない返済計画を立てることが重要です。
地域の不動産市場が過熱している時
地域の不動産市場が過熱している時は、価格が本来の価値よりも高騰している可能性があり、割高な買い物になるリスクがあります。
需要と供給のバランスが崩れ、売主優位の市場になりがちです。
価格は上昇し続けるという期待から、冷静な判断ができなくなる場合もあるでしょう。
焦って購入してしまうと、後々価格が下落した際に大きな損失を被る可能性も考えられます。
例えば、希望エリアの過去の取引事例や周辺エリアの相場と比較して、明らかに価格が高騰している場合は注意が必要です。
不動産ポータルサイトや不動産会社の情報だけでなく、公的な統計データなども参考にすることが大切です。市場の動向を慎重に見極め、冷静な判断を心がけましょう。
生活状況が不安定な時
生活状況が不安定な時は、家探しを少し待つことをおすすめします。
例えば、転職したばかりで収入が安定していなかったり、将来的な収入減の可能性がある場合は注意が必要です。
住宅ローンは、長期にわたって返済していくものです。
返済計画に無理が生じてしまうと、せっかく手に入れたマイホームを手放さなければいけなくなる可能性も出てきます。
また、病気やケガなど、予期せぬ出費がかさむ可能性も考慮しましょう。
十分な貯蓄がないまま住宅ローンを組んでしまうと、病気やケガで収入が減った際に、ローンの返済が難しくなるかもしれません。
加えて、結婚や出産など、ライフプランが大きく変わる可能性がある場合も、家探しは慎重に進めるべきです。
ライフステージの変化によって住むのに最適な家は変わる可能性があります。
焦って購入をせず、ライフプランが定まってから家探しを始めても遅くはありません。
縁起の悪い時
「家を建てると病人が出る」や「鬼門の方角に水回りを設置してはいけない」など、昔から家づくりには様々な言い伝えが存在します。
これらの言い伝えは迷信と片付けることもできますが、先人たちの知恵や経験が詰まっているとも考えられます。
縁起を気にする方は、このような言い伝えを参考にしたり、信頼できる専門家に相談してみるのも良いでしょう。
ただし、縁起を気過して家の購入をためらうことで、本当に住みたいタイミングを逃してしまう可能性もあります。 最終的には、自分自身の価値観や状況に合わせて判断することが大切です。
家を購入するおすすめのタイミング
結婚、出産、子供の独立など、人生の転機は、住環境を見直す良いタイミングと言えるでしょう。
家を購入するおすすめのタイミングを3つご紹介します。
結婚したタイミング
結婚は人生の大きな転機であり、新たな生活を始めるには最適なタイミングです。
2人の収入を合わせた住宅ローンを組むことができれば、より余裕を持った返済計画が立てられるでしょう。
また、賃貸住宅で家賃を払い続けるよりも、持ち家を持つことで資産形成という観点からもメリットがあります。
さらに、2人で協力して家事や育児を行うためにも、ゆとりある住空間を手に入れることは大切です。
新婚生活のスタートダッシュとして、結婚を機に家探しを始める夫婦は珍しくありません。
出産の前後
人生の転機である出産は、住環境を見直す良い機会になります。
子供との生活を考えると、広々としたリビングや子供部屋が必要になるかもしれません。
また、安全性の高い住宅設備や、公園などの周辺環境も重要な要素となります。
さらに、保育園や幼稚園へのアクセスも考慮することで、子育てがしやすい環境を実現できます。出産前に引っ越しを済ませておけば、赤ちゃんが生まれてからの生活が落ち着き、育児に専念できます。
一方、出産後しばらくは子供の成長に合わせて必要なものが変化していくため、住宅購入を焦らず様子を見るのも一つの選択肢です。
子供が独立したタイミング
子供が独立したタイミングは、住宅ローンや教育費の負担が減り、自由に使えるお金が増えるため、一見すると家を購入するのに最適な時期に思えます。
しかし実際には、子供の独立によって夫婦二人の生活スタイルが大きく変わるため、注意が必要です。
子供が独立すると、今まで以上に夫婦で過ごす時間が増えます。そのため、これまで以上に夫婦のライフスタイルや価値観に合った住まいを考える必要があります。
例えば、子供が使っていた部屋を夫婦の趣味の部屋にしたり、夫婦で旅行を楽しむためにコンパクトな家に住み替えたりするのも良いでしょう。
また、子供が独立した後も、将来的なことを考えておくことも大切です。例えば、子供が結婚して孫ができた場合に備えて、ある程度の広さや部屋数を確保しておく必要があるかもしれません。
また、自分たちの老後の生活についても考慮し、バリアフリー対応の住宅を選ぶことも検討すべきです。
このように、子供が独立したタイミングでの家探しは、夫婦の将来設計やライフプランをしっかりと見据えることが重要になります。
家の購入を待った方がいい人の特徴
タイミングや状況に応じて、今すぐには家を購入しない方がいいケースもあります。
家の購入を待った方がいい人の特徴として、3つご紹介します。
転職を控えている
転職を控えている方は、家を買う前に少しだけ慎重になるべきかもしれません。
転職は人生の大きな転換期。収入面だけでなく、生活スタイルも大きく変わる可能性があります。
例えば、転職によって収入がアップするケースもあるでしょう。
しかし、その逆も考えられます。転職後の収入が不安定な時期に、住宅ローンという大きな負担を抱えるのはリスクが高いと言えます。
万が一、転職後に収入が減ってしまったら、住宅ローンの返済が家計を圧迫する可能性も出てきます。
また、転職によって通勤時間が読めなくなる場合もあるでしょう。住む場所によっては、通勤時間が大幅に増えたり、交通費がかさんでしまうことも考えられます。
転職先が確定してから、落ち着いて家探しを始めるのがおすすめです。
ローンを多く抱えている
住宅ローン以外に、車やカードなど、すでに多くのローンを抱えている場合は、住宅購入は慎重になるべきです。
なぜなら、複数のローン返済が家計を圧迫し、生活の質を落としかねないからです。
住宅ローンは長期間にわたる返済となるため、無理のない返済計画を立てることが大切です。他のローンを抱えている場合は、それらの返済も考慮に入れて、月々の返済額が無理なく支払えるかどうかをシミュレーションする必要があります。
また、複数のローンがあると、金融機関の審査が厳しくなる可能性もあります。
住宅ローンの審査では、返済能力を判断するために、年収や他のローンの残高などが考慮されます。他のローンが多いと、返済能力が低いと判断され、希望する金額のローンが組めない、あるいは審査に通らない可能性もあるのです。
住宅購入は大きな買い物です。無理のない範囲で、将来設計を見据えながら進めるようにしましょう。
転勤の可能性がある
転勤の可能性がある方は、住宅購入を慎重に検討する必要があります。
転勤が決まってから引っ越すとなると、購入した家が無駄になってしまう可能性もあります。
場合によっては賃貸住宅に住み続けながら、転勤の有無や勤務地の状況を見極める方が賢明な場合があります。
家の購入時期の相談はグランディハウスへ
「家を買ってはいけない時期」と「おすすめのタイミング」について解説しました。
家を買うタイミングは、経済状況、金利、不動産市場、そしてあなた自身のライフステージによって大きく左右されます。
家を買うことは人生における大きな決断です。
家の購入時期について迷っているという方はグランディハウスへご相談ください。
あなたにとってベストのタイミングをご提案します。
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