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災害に強いマイホームとは?防災のために必要な設備も紹介します

マイホームの購入を検討するとき、災害への備えについて考える方が増えています。特に2024年は、能登半島地震や南海トラフ地震臨時情報が発生したこともあり、防災への関心が高まっている傾向にあります。

「せっかく購入するマイホームだから、家族の安全を守れる住まいにしたい」「災害時でも生活できる設備を整えたいけれど、何から始めればいいのかわからない」など新築・中古を問わずマイホームの購入を検討している方からは、このような声をよく耳にします。

この記事では、災害に強いマイホームの特徴や、防災を意識した際に検討したい設備について詳しく解説します。

マイホームの防災対策は、家族の命と財産を守るための重要な投資です。これから新居を購入される方にとって、安全で安心な住まい選びの参考になるはずです。

災害に強いマイホームとは

災害に強いマイホームとは

災害に強いマイホームを実現するためには、立地選びから設備の検討まで、5つの重要な要素があります。

具体的には「立地・地盤」「間取り」「設備」「構造」「備蓄力」で、これらの要素をバランスよく備えることで、家族の安全を守る防災性の高いマイホームを建てることができます。

立地・地盤

災害に強いマイホームを建てる際、最も重要なのは立地と地盤の選定です。どんなに頑丈な家を建てても、土地選びを誤ると災害時に致命的な被害を受ける可能性があります。

マイホームの立地選びでは、以下の点に注意が必要です。

  • ハザードマップで浸水想定区域や土砂災害警戒区域を確認する

  • 周辺に急傾斜地や崖地がないことを確認する

  • 過去の災害履歴を市区町村に確認する

  • 避難所までの距離や経路を確認する

  • 周辺の地形や排水状況を確認する

災害に強い立地・地盤の選定は、マイホームの防災対策の基本となります。専門家に相談しながら、慎重に検討を進めることをお勧めします。

間取り

防災対策を考慮した間取りは、災害時の安全確保と避難のしやすさが重要なポイントとなります。家族全員が安全に避難できる動線確保が、マイホームの間取り設計で最も優先すべき事項です。

防災に強い間取りを実現するために、以下の要素を考慮する必要があります。

  • 2方向以上の避難経路を確保できる間取り設計

  • 寝室から玄関までの避難経路を短くする配置

  • 家具の転倒を考慮した十分な通路幅の確保

  • 耐力壁をバランスよく配置できる間取り

マイホームの間取りを決める際は、日常の快適性だけでなく、災害時の安全性と機能性を重視した計画が必要です。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、避難のしやすさを最優先に考えた間取り設計を心がけましょう。

設備

災害に強いマイホームを実現するには、適切な設備の選択が重要です。特に停電や断水などのライフライン途絶に備えた設備の導入が求められます。

災害時に役立つ主な設備として、以下のものが挙げられます。

  • 非常用電源(発電機やソーラーパネル)

  • 蓄電池システム

  • 雨水タンク

これらの設備を効果的に配置することで、災害時の生活継続性が高まります。特に重要なのは電気と水の確保です。

また、上記の設備は平常時からの定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。特に電気系統の設備は、年1回以上の専門家による点検が推奨されます。

構造

災害に強いマイホームを実現する上で、最も重要な要素の1つが建物の構造です。地震や台風などの自然災害から家族を守るためには、適切な構造設計が不可欠です。

耐震性能の高い構造を実現するためには、以下の要素を検討する必要があります。

  • 耐震等級3の取得を目指した設計

  • 制震装置や免震装置の導入

  • 耐力壁の適切な配置

特に地震大国である日本では、耐震性能を重視した構造設計が求められます。近年の技術進歩により、木造住宅でも制震装置を組み込むことで、高い耐震性能を実現できるようになっています。

備蓄力

災害時に生活を維持するためには、十分な備蓄スペースが不可欠です。マイホームの備蓄力を高めることは、家族の安全を守る重要な防災対策となります。

備蓄品の収納に適した場所には以下のようなスペースがあります。

  • パントリーやストックルーム

  • 階段下収納

  • 床下収納庫

  • 耐震性能の高い押入れや物置

マイホームの備蓄力を高めるためには、設計段階から収納スペースの配置を考慮することが大切です。特に、食料や飲料水などの重量物を保管する場合は、床の耐荷重性能にも注意が必要となります。

防災を意識したマイホームに欲しい設備

防災を意識したマイホームに欲しい設備

防災に強いマイホームを実現するためには、適切な設備の導入が重要です。災害時に役立つ設備を7個ご紹介します。

シャッター

防災対策としてシャッターの設置は住宅への浸水や台風の被害を防ぐ重要な安全対策となります。特に台風や豪雨による災害が増加している現代では、マイホームを守る必要不可欠な設備です。

シャッターが効果を発揮する主な理由は以下の通りです。

  • 強風や飛来物から窓ガラスを保護

  • 浸水被害の軽減

  • 紫外線や騒音から室内を守る

  • 断熱効果による省エネ性能の向上

このように、マイホームの防災対策としてシャッターは多面的な保護機能を備えた設備です。

導入時は予算と必要性を考慮しながら、設置場所と仕様を慎重に選定することが重要です。

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは、防災対策において重要な備蓄スペースとして活用できます。

マイホームの防災対策として、十分な収納スペースを確保することは必要不可欠です。ウォークインクローゼットは、日常的な収納はもちろん、災害時の備蓄品の保管場所としても活用できます。

できれば2メートル四方以上のスペースを確保することで、家族4人分の1週間分の備蓄品を収納することが可能です。また、定期的な備蓄品のチェックや入れ替えがしやすいよう、十分な通路幅を確保することが重要です。

パントリー

パントリーは防災において非常に重要な備蓄スペースとして機能します。食料や生活必需品の備蓄を効率的に行える収納設備として、防災対策の要となります。

その理由は、災害時の物資確保と日常的な在庫管理を両立できる点にあります。

パントリーの活用では、防災備蓄品リストを作成し定期的なチェックを行うことが大切です。また、賞味期限を考慮した配置と、家族全員が場所を把握していることも重要なポイントとなります。

合わせガラス

防災性能の高いマイホームには、合わせガラスの採用が推奨されます。合わせガラスは2枚以上のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んで接着した強化ガラスで、通常のガラスと比べて高い安全性を備えています。

合わせガラスが防災に効果的な理由は以下の通りです。

  • 地震や台風での破損時も破片が飛び散りにくい

  • 防犯性能が高く、侵入被害を防ぐ

  • 紫外線カット効果があり、室内の温度管理に貢献

  • 飛来物が衝突しても貫通しにくい

このように合わせガラスは地震や台風が多い日本において、家族の安全を守るための重要な選択肢となっています。

太陽光発電

災害時の電力確保において、太陽光発電システムはマイホームの防災力を高める重要な設備となります。停電時でも自立運転機能により、日中であれば発電した電力を使用できます。

また、災害時により効果的に活用するためには、蓄電池との併用がおすすめです。日中に発電した電力を蓄電しておくことで、夜間や悪天候時も電力を使用できます。

蓄電池

蓄電池は、防災対策として停電時の電力確保に極めて重要な設備です。太陽光発電システムと組み合わせることで、災害時でも電気を継続して使用できます。

蓄電池が防災に有効な理由は以下の通りです。

  • 停電時でも電気を使用可能

  • 太陽光発電システムとの相乗効果で長期の電力確保が可能

  • 夜間の電力供給も安定的に行える

  • 非常時の通信機器の充電にも対応

蓄電池の設置場所は、水害による浸水リスクを考慮して2階以上に設置することをお勧めします。また、定期的なメンテナンスも重要で、年1回程度の点検が必要です。

エコキュート

エコキュートは、防災対策としても有効な給湯システムです。停電時でも最大3日分のお湯を確保できるため、災害に備えたマイホームには必須の設備といえます。

ただし、設置には一定のスペースが必要なため、マイホームの設計段階から検討する必要があります。また、寒冷地では凍結対策も必要です。

このように、エコキュートは平常時の省エネ性能だけでなく、災害時のライフラインとしても重要な役割を果たす設備です。マイホームの防災対策として、太陽光発電や蓄電池と組み合わせることで、より効果的な備えとなります。

まとめ

災害に強いマイホームづくりには、立地・設備・構造など、多角的な視点での対策が重要です。特に地盤の安全性や耐震性は、マイホームの防災対策の基本となります。

今後は、お住まいの地域のハザードマップを確認し、想定される災害リスクに応じた対策を検討することをお勧めします。また、設備導入の際は、専門家に相談しながら、予算と効果のバランスを考慮して計画を立てることが賢明です。

マイホームの防災対策は、家族の安全を守る重要な投資です。この記事で学んだ知識を基に、自身の状況に合わせた具体的な防災計画を立てていくことが大切です。

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